「熊谷幸治さんと土器をつくる 1、土を掘り、成形する」

企画展「パラレル・ネイチャー 自然から学ぶ4ヵ月」。

関連イベントの[土]として、出展作家の熊谷幸治さんによる土器づくりのワークショップを行いました。

 

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

講師の熊谷幸治さん。

各地でワークショップを行っていますが、その方法は独特です。

まずは土を掘りに行きます。

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

敷地内に赤土が露出している所がありましたので、この八ヶ岳の土を今日は使います。

スコップで掘り出して…。

 

採取した土の量はひとりあたり両手で掬えるほど。10名ぶんでもバケツ一杯程度です。

 

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

粘土質ではあるけれど、少しポクポクしている(植物質)とのことで、信楽用の土を少し混ぜていきます。

綺麗な陶芸用の粘土は成形はし易いけれども野焼きに耐えられない。反対に、こうした土っぽい粘土は成形がとても難しいけれども野焼きで割れることはない― そんなお話を聞きながら、

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

あっという間に粘土が完成しました。

熊谷さんはこのように「掘りたての土」を使うことを大事にしているそうです。陶芸のために粘土を掘る人もさほど多くなさそうですが、さらに乾燥も浸水もさせずに掘りたての土を使うのに驚きです。でも縄文時代の人も、「あ、今日は天気がいいから…作ろうか」といった風に、「ちょっと土を取りに」行き、土器を作ったのかもしれません。また、縄文時代の人々も、何種類かの土を混ぜて使ったのだと思う、と熊谷さん。

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

さて、器の形にしていきます。

「粘土っぽい土」ではあるものの、やはり器の形にしていくのが難しい…。

小さな器の形にするだけでこんなに難しいのに、縄文時代の人はどうやってあんな隆起や把手を付けていたんでしょうか。土を扱う機会が少なくなった私たちには、縄文人の技術が雲の上のもののように感じられます。そしてこんなに真剣に土と向き合ったことがあったでしょうか。

 

「土は当たったものすべてを写し取っていくから、昔の人も土器を作る時にはきれいなものを使っただろう」という熊谷さんの言葉を聞きながら、器を貝殻やつるつるした石や、指などで成形していきます。

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

形ができたら縄や松ぼっくり、葉っぱで模様を付けて。

 

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

丸い玉を一生懸命つくっています。焼いたらいいおもちゃになりそう。

 

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

途中、尖底土器の作り方考察を説明してくださる熊谷さん。

縄文と土器についてのお話は尽きません。

 

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

八ヶ岳美術館 熊谷幸治さんワークショップ

 

それぞれに味わいのある土器ができました。

次回は7月22日に野焼きをして完成です。

野焼きの様子もまたレポートいたしますので、楽しみにおまちくださいね。

 

ご参加くださった皆様、熊谷幸治さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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