ブロンズクリーニングが行われました

 没後30周年 清水多嘉示展 関連イベントとして屋外彫刻のクリーニングが行われました。

武蔵野美術大学 黒川教授により、ブロンズについた汚れや痕の種類の説明や、洗浄、保護の方法のお話を聞いたあと、実際に八ヶ岳美術館屋外彫刻のクリーニングを行いました。

昨年黒川先生のご指導により洗浄した「爽」「みどりのリズム」の洗浄を改めてし、「メディタッション」「裸婦」「黎明」「母子像」については初めてクリーニングを行いました。




(ワックス塗布中の「みどりのリズム」像)

ブロンズがすばらしくよみがえる手順についてはつづきをどうぞ

 
洗浄前の「メディタッション」像

はじめに状態をよく観察し、何による影響をうけての汚れか確認しました。
線のように見える痕は、都会と異なり、このあたりでは結露からおこるといいうことや、今出ているサビの状態によっては、それを生かして保護していくことなど丁寧にご指導いただきました。

中性洗剤液につけたブラシで像を洗って表面の汚れを洗浄。
この像は長いことクリーニングをしていなかったため、たわしも使って表面の汚れを落としました。


ミツロウのワックスを塗ってバーナーでしみこませます。
しみこんだはじから、もう輝いているようです。


冷ましたあと、布でこすって光沢調整をしました。
表面の磨いたところから即座に輝きがでると、参加の皆様から感嘆の声があがりました。
風雨に晒されていた彫刻がほんとうにきれいになって、肌表面がつやつやしています。


女性像は気持ちよさそうで、表情も明るく見えます。
「実際に触れて洗うとブロンズそのもののかたち、筋肉のつき方がよくわかる」
「はじめより若返ってみえる」
などの声が聞こえました。



こちらの「爽」像も・・・

光沢調整で別人のように!

水をはじく玉のお肌です。(「爽」部分)

光沢調整は男性像、女性像によって、またその彫刻が日陰にあるかどうかによって具合が異なります。先生の指導を元に、調整をしました。



風景に溶けこんでいた彫刻がくっきりしてみえたよう。
紅葉とも相まって、素晴らしい情景でした。


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17日午後には原中学校にて屋外彫刻のクリーニングが行われました。
昼休み中の生徒さんに、玄関前の「のびゆく」を洗浄していただきました。

黒川先生のお話を聞いて、ブラシで洗浄

初めての経験にみなさんどきどきしながら、一生懸命ごしごし。
貴重な経験となりました。

自分できれいにした彫刻ですから、愛着も沸き、登校するたびに目が行くでしょうね。

黒ずみや虫の巣がとれ、嬉しそうな「のびゆく」像

美術部のみなさん、ブロンズ委員会のみなさん、ありがとうございました。

コメント

こんにちは
コメントありがとうございます。

洗浄すると水もはじく肌となり、ワックス効果で輝きも増し、像も気持ちよさそうですね

時節柄お体ご自愛ください。

  • 八ヶ岳美術館
  • 2016/07/25 10:18

今晩は暑中お見舞い申し上げます蒸し暑いですはじめまして
洗浄前汚いですねそれではさようならおやすみなさい

  • 猫かつお
  • 2016/07/24 23:51
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