長谷川堯先生の講演会が行われました

武蔵野美術大学名誉教授  長谷川堯先生の講演会が行われました。
「建築家 村野藤吾の神髄」と題し、晩年の村野と交流のあった長谷川先生より貴重なお話をいただきました。

はじめに村野の歴史観や建築に対する思い等のお話があり、その後八ヶ岳美術館をはじめ設計した建物の特徴などをスライドを交えてたっぷりご解説いただきました。


八ヶ岳美術館は、村野は「建築がここにあるぞ」と主張するのは嫌っていたので、八ヶ岳美術館(開館当時)は唐松林の小道をくねくねと曲がりながらすすみ、「どこへいくかわからない」と思っているうちに入り口にたどり着くようになっています。
また、八ヶ岳美術館は航空写真で見ると特徴的な建物ですが、「高いところから見たら迫力があるだろうな」というように自分の建築を見て欲しくないとの思いもあり、現在も上から見下ろせる場所はありません。むしろ、建物の外観も目立たせないように、地面に沈み込むよう案、自然に隠れるような形になっています。
連続ドームの外観とレース天井の館内というギャップ(合理的というより機能的なスタイル)も、村野の設計の特徴のひとつであったということです。特に晩年は洞窟のような建築が村野の空間の作り方のが多かったとの事です。



村野のほかの建物についてや、デザインした家具についても細かくお話をいただき、集まられた皆様は熱心に耳を傾けていました。

長谷川先生、お忙しい中ありがとうございました。
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